家庭菜園で野菜や果物を育てているといろいろな楽しみがありますよね。
いつもの家庭菜園にちょっと雑学や豆知識がプラスできたら面白いだろうなぁ、と思って読んだ本が【植物はなぜ毒があるのか】です。
この本は家庭菜園初心者の方や植物に興味がある方におすすめです。
家庭菜園でも植えることのできる身近な野菜のことがたくさん書かれているので、「あの野菜にはこんな成分があるんだぁ」なんて思いながら読むことが出来ました。
そんな植物の毒について書かれた本【植物はなぜ毒があるのか】をこれから紹介します。
この本を選んだ訳
この本を選んだいちばんの理由は、最初の第1章の内容が良かったからです。
「なるほど」と思いながら読むことが出来ました。
その第1章は、
「注意、有毒物質をもつ身近な植物」
・植物の毒による食中毒事故の患者数ナンバーワンはジャガイモ
・ジャガイモによる食中毒は毎年学校でおこっている
家庭菜園でジャガイモを育てているよという方、多いと思います。
わたしはプランターでジャガイモを1回育てたことがあります。
その時のことを振り返ると大きく立派なジャガイモは数個であとは小さなかわいいジャガイモがころころでてきました。
この本では小さく未成熟なジャガイモはあまり良くないと書かれていました。
なぜ未成熟なジャガイモができるのか、未成熟なジャガイモはどんな成分なのかなども書かれています。
わたしのジャガイモ栽培は小さいのがたくさん出来たので残念ながら失敗だったという訳ですね。
ジャガイモについてもうひとつ。
ジャガイモが日光にあたると表面が緑色に変化してきます。
この緑色に変化したジャガイモも良くないとのこと、なぜ緑色に変化するのか緑色になったジャガイモはどんな成分を持っているのかも「なるほど」と思いながら読むことができました。
本の内容
この本の著者を紹介します。
田中修
農学博士、京都大学農学部博士課程修了。この本以外にもたくさん植物の本を書いています。「植物のあっぱれな生き方」「ありがたい植物」など。
丹治邦和
神戸大学農学部卒業、東京大学農学系研究科修士課程修了。
幻冬舎新書から出ています。
タイトルは【植物はなぜ毒があるのか】、内容はタイトルのとおり植物が持っている毒について書かれています。
毒について詳しい成分や、もしもその毒を体に取り込んだ場合どんな症状が現れるのかなども書かれています。
たとえばジャガイモの毒、ニラにそっくりなスイセンに気をつけよう、ヒガンバナ科の3種の植物にも要注意、などなどこの本ではたくさんの植物について取り上げています。
まとめ
ジャガイモについてよく言われいるのが、「ジャガイモの芽には毒があるから食べてはダメ」。
一度は聞いたことがあると思います。
なので皆さんジャガイモを料理に使うときは芽を取り除いてから使っている筈です。
日ごろから何げなくやっていることですが、なんでジャガイモの芽はダメなんだろうと考えたことが無かったです。
この本ではそんな疑問について分かりやすく書かれているので「ふむふむ。そう言う事か」と思いながら読むことが出来ます。
わたしに一番刺さったのが「ジャガイモの毒」についてなので何度も紹介していますが、そのほかにもコーヒーはなぜ体にいいのか、一日何杯くらいがいいのかなど興味がある事もたくさん書かれていました。
家庭菜園や日常生活がチョット楽しくなる内容が多く書かれているのでサクッと読める感じの本です。
この記事では家庭菜園をしている方や、植物が好きな方におすすめの本の【植物にはなぜ毒があるのか】を紹介しました。
すぐに読んでみたい方はAmazonのKindle Unlimitedでも読むことができます。